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フリーランスの働き方「派遣との違い」

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派遣との違い

派遣との違い

フリーランスとして働く時に、常駐型フリーランス、在宅型フリーランスという方法があります。常駐型フリーランスは企業に出勤をして仕事を行いますので、派遣と立場がとても似ています。しかし実際は大きく違います。そこで今回はフリーランスと派遣の違いについて紹介していきます。

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立場がまるで違います

立場がまるで違います

エンジニアやデザイナーが常駐型フリーランスとして働く場合、そして派遣として働く場合はどのような違いがあるのでしょうか。フリーランスは企業で仕事をする常駐型であろうと、在宅勤務をする在宅型フリーランスであろうと、「個人事業主」という立場で仕事を行います。一方で派遣として働くエンジニアやデザイナーは、派遣会社と雇用契約を結んでいます。派遣のエンジニアやデザイナーは、正社員ではなく非正規ではありますが、「社員の一人」という立場になります。派遣会社に登録をして派遣契約を結び、実際に勤務をする企業に出向しているという立場です。このように「フリーランス」と「社員」という明確な立場の違いが両者にはあります。

派遣のメリット

派遣会社と契約を結んで非正規社員として企業で働いているエンジニアやデザイナーは、フリーランスにはないメリットを受けることができます。派遣会社の社員、つまり労働者として法的に守られる存在になりますので、派遣会社の「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」に加入することができます。健康保険や厚生年金は、企業が半分以上費用を負担してくれますので、支払う費用に比べてリターンが大きいです。さらに雇用保険に加入できますので、仕事ができなくなった時、企業が倒産してしまった時にも失業手当などの一時金を得ることができます。フリーランスは個人で「国民健康保険」や「国民年金」に加入することになり、全額自分で費用を負担します。雇用保険ももちろんありませんので、仕事ができなくなれば収入が途絶えてしまいます。民間の保険に入るなど、いざという時のために自分で準備する必要があります。さらに確定申告などの面倒な事務処理もフリーランスは自分で行う必要があります。

収入面ではフリーランスが有利です

社会保険という点で圧倒的に有利な派遣エンジニアや派遣デザイナーですが、報酬、収入の面ではどうでしょうか。この場合はフリーランスのほうがかなり有利になります。派遣社員として働くと、派遣先の企業から支払われる報酬の内、2割から3割は派遣会社がマージンとして受け取りますので、実際に派遣社員がもらえる報酬は少なくなります。フリーランスの場合は100%報酬を受け取れます。仮にフリーランスのためのエージェントを利用しても、マージンは5%から20%までと少ないため、派遣よりも報酬は多くなります。さらにフリーランスのエンジニアやデザイナーは、個人の実績により報酬が上がります。派遣の立場では、あくまで会社員としての評価しか受けることができません。仕事のスキルが高いエンジニアやデザイナーはフリーランスのほうがメリットが大きいかもしれません。