常駐と在宅(働き方)
フリーランスの働き方には、企業の職場にデスクを置いて仕事をする「常駐型フリーランス」、また自宅で仕事をする「在宅型フリーランス」という働き方があります。通勤の必要がなく勤務時間も選べるより自由度が高い在宅型に対し、仕事の安定感が強い常駐型という特徴があります。どちらにもメリット・デメリットがありますので、自分の性格に合った働き方を選びましょう。また常駐型に似ている派遣との立場の違いについても知っておきましょう。
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| フリーランスの働き方のひとつに、企業の会社員と机を並べて仕事をする「常駐型フリーランス」という仕事の仕方があります。企業に出勤して仕事をすることには、通勤の必要と勤務時間を自由に選べないというデメリットもあります。しかし会社に出勤して仕事をすれば、生活リズムを保つことも容易ですし、孤独にさいなまれるリスクもなくなります。さらに収入が安定しますし、人間関係の輪が広がることで将来的に仕事の受注がしやすくなるメリットもあります。 |
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| 自宅で仕事をする「在宅型フリーランス」という働き方があります。在宅型フリーランスのメリットは、自由度の高さにあります。勤務時間や勤務日を自由に選ぶことができますので、土日に勤務をして平日を休日にして、テーマパークや美術館などの混雑を避けることができます。また夜中から仕事を始めて、午前中に仕事を終わらせて午後を自由に使う働き方もあります。さらに人間関係の煩わしさから解放されることで、仕事に関する悩みのほとんどが解消される人もいるでしょう。 |
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| 常駐型フリーランスのエンジニアやデザイナーは、派遣で働くエンジニアやデザイナーと立場が似ています。一見すると区別がつきにくい両者ですが、立場は大きく違います。フリーランスは企業で働いていてもあくまで個人事業主ですが、派遣は非正規ですが社員の一人です。厚生年金、健康保険、雇用保険などを受けることができるなど、労働者として法的に守られます。報酬的には派遣先の企業から支払われる報酬の3割近くをマージンとして取られてしまうためフリーランスよりも不利な立場です。 |
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| 「在宅型フリーランス」が仕事に集中するためには、専用の作業部屋を設けることが重要です。この部屋には、高性能のPCと人間工学に基づいた快適な椅子とデスクを配置し、適切な照明と空調設備も備えることで、生産性が向上します。リビングのような寛ぎの空間とは明確に区別することが、オンとオフの切り替えに必要です。また、コード類や文具を整理するための収納アイテムも積極的に活用し、作業環境を整えましょう。これにより集中力が増し、質の高い作業ができるようになります。 |